今回は少し小さめの『キーケース』のデザインにトライしてみましょう。
工程は他のカービングデザインと変わりませんが、今回はシェリダンカービング用のデザインで、刻印の種類が増えていたりタンコートを使っているなど前回のロングウォレットようデザインとは少し変わっています。
是非トライしてみてください!
※今回使用したデザインは、まだ販売前のものです。
★横14cm×縦11cmサイズのデザインです
★使用した工具
スーベルナイフ(バリーキングS)
ハトメ抜き30号
WA染料(赤茶)
ニートフットオイル
シープウール
レザーラッカー
アンティックフィニッシュ(ライトブラウン)
タンコート
★使用した刻印
SKB 050
EMS 20-00
EMS 20-01
SKB 061
SKP368(横線)
SKP861(横線)
★SKP369(縦線)
★SKP862(縦線)
P703
SKB 936-2
EMS10-00
EMS10-01
EMS10-02
SKC 431
SKV 708
EMS72-02
SKV707
SKS705
SKU853
SKU857
SKA101-3
SKA101-5
SKA101-7
▼説明動画はこちら▼ ※音が出ます。音量にご注意ください。
〜目次〜
下準備・トレース
革を水で濡らす(スポンジでやっても良いです)
カットの下地になるので、丁寧にトレースする
カット
ディバイダーで軽く円を描く
※線を並行にカットするためです。無くても進められます。
フラワーセンターに合わせてハトメ抜き30号で軽くあとをつける
図案の上になる方からカットする
基準線にカットする線を並行に合わせる
カット終了、次の工程へ
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刻印を打つ
裏に養生テープ(伸びどめシート)を貼る
リフター
カーブの線が凹んでいる部分に打つ
※刻印は大小あるので、図案の幅や大きさによって使い分けてください
完成、次の工程へ
サムプリント
※刻印は大小あるので、図案の幅や大きさによって使い分けてください
※★の刻印はターンバックのところに打ちます
完成、次の工程へ
※★の位置がターンバックになっているところです
ペアシェーダー
花の部分に打つ
※刻印は大小あるので、図案の幅や大きさによって使い分けてください
※花の中央部はカモフラージュを打つので、ペアシェーダーを打たないように注意しましょう
完成、次の工程へ
べベラ
図案が下になる方からべベラを打つ
※刻印は大小あるので、図案の幅や大きさによって使い分けてください
※べベラは打ち忘れが結構多くなる刻印です
打ち忘れのないようにするには、打つ順番を決めておくと良いですよ
完成、次の工程へ
シーダー
フラワーが少し上向きになっているので、中央より少し上にシーダーを打つ
※刻印を少しだけ傾けて打ちましょう
完成、次の工程へ
サムプリント(縦)
花の中央や葉などにサムプリント(縦)で影をつける
完成、次の工程へ
カモフラージュ
花弁の中心から広がるように打つ
※ペアシェーダーと重ならないように注意して打ちましょう
完成、次の工程へ
ベンナー
花芯の中心に向かってV462を打つ
花の下部分(ガク)にEMS72-02を打つ
リーフのラインにV707を打つ
完成、次の工程へ
カモフラージュ
アカンサスリーフの残った片側の葉脈を打つ
完成、次の工程へ
ストップ
フラワー3ヶ所×2、リーフ3ヶ所に打つ
完成、次の工程へ
シーダー
先に2ヶ所めやすをつけてから打つ
完成、次の工程へ
ミュールフット
シーダーとリーフのストップを打った5ヶ所に打つ
※幅が細かいところは多少はみ出してもOKです!
完成、次の工程へ
ミュールフット
別の刻印で、今度はリーフや茎の線の収束点に打つ
完成、次の工程へ
バックグラウンド
丸が重ならないように注意して打つ
※刻印の種類は丸の数で違います。場所によって変えながら打ちましょう
完成、次の工程へ
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デコレーションカット
刻印で革が凸凹になっているので、刃は革に対して垂直に入れるように注意しましょう!
完成、次の工程へ
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染料を塗る
バックグラウンドを打ったところにWA染料(赤茶)を塗る
※染料をつけすぎると、刻印の隙間を染料が広がっていく現象が起こります
端を塗る時は、カットした部分より外に広がらないように筆の染料の量に注意してください
完成、次の工程へ
ドライヤーで乾かす
ニートフットオイルを塗る
※何回か水を入れているので、革の保湿のために表面にさらっと塗る
〜〜〜
オイルが革に浸透するまで約1日置く
〜〜〜
仕上げ剤を塗る
レザーラッカーを全体にしっかり塗る
※臭いが強いので野外で作業しましょう
※臭いは時間が経つと無くなります
※多めにつけてもすぐに乾いていくので大丈夫です
アンティックフィニッシュ(ライトブラウン)を塗る
溝に染料が入るようにしっかり塗る
キッチンペーパーなどで乾拭きする
※この工程を繰り返して全体に塗りましょう
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仕上げ
表面をタンコートで拭く
完成!
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