●使用した図面●
【図案】ロングウォレット用ダブルフラワーB(シェリダンカービング)
●使用する工具●
〜ペースト状染料〜
〜仕上げ材〜
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●使用する刻印●
↓↓制作動画はこちら↓↓ ※音が出ます。音量にご注意ください。
【カービング製作:谷口 宏】
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1.革を全体的に濡らします
★アドバイス★
革が乾いたら、その都度湿らせるとカービングしやすいです
この後の工程でも刻印が入りにくくなってきたら革を全体的に濡らしてください
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2.革に図案をトレースしていきます( 鉄筆 )
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3.フラワーセンター( SKJ564 )を打ちます
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4.スーベルナイフ( スーベルカッター )でカットしていきます
※以下の順でカットします
花 → 花芯 → リーフの長いライン → 短いライン
★アドバイス★
スーベルカッターの切れ味が悪くなったら、青棒で研ぐと滑らかに切れるようになります
切れ味が悪いまま続けないように気を付けましょう
フェードアウトするようにカットするとキレイに仕上がります
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5.サムプリント( EMS61291-02 )を打っていきます
★アドバイス★
力を入れ過ぎないように気を付けながら、フェードアウトするように打っていきます
1打目は強く、後は弱く打っていくとキレイに仕上がります
絵柄の『葉』が花の後ろに入り込んでいるところは、際までしっかり入れましょう!
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6.アールの強いところに、木槌でアンダーショットべベラ( SKB061 )を打ちます。
〜〜ここから映像にない工程〜〜
・フラワーセンター( SKJ564 )の周りをサムプリント( EMS61291-02 )で打ちます
・ラウンドモールでフラワーセンター( SKJ564 )を打ち直します
・花弁の中心から外側にかけて3か所、カモフラージュ( SKC431 )を打ちます
★アドバイス★ 徐々に力を抜いて打ちましょう
〜〜ここまで映像にない工程〜〜
べベラ( SKB701-2 )を打っていきます
★アドバイス★ カーブのところは広めに打つとキレイに仕上がりますよ!
※以下の順で打っていきます
リーフの短いライン → 長いライン → 花
〜〜ここから映像にない工程〜〜
・葉脈に沿ってリーフライナー( EMS61251-02 )を打ちます
〜〜ここまで映像にない工程〜〜
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7.サンバースト( N301 )を打った後に、
サンバーストの〇の部分にシーダー( SKS705 )を打ちます
★アドバイス★
シーダーは強く打ちたいので、ラウンドモールで打ちましょう
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8.刻印を打っていく内に潰れてしまった箇所を打ち直していきます
(フラワーセンター、べベラ等)
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9.ベンナー( EMS61272-02 )を打った後、ミュールフット( SKU857 )を打っていきます
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10.バーグラウンドを打っていきます
SKA101-3
SKA101-5
SKA101-7
★アドバイス★
バーグラウンドは濡れた革だと潰れやすいので、革が乾き気味の時に打つといいです
〜〜ここから映像にない工程〜〜
・バーグラウンドで打った場所を、べベラ( SKB701-2 )、ベンナー( SKV707 )で整えます
★アドバイス★
花をくっきりさせるためなので、バーグラウンドがつぶれてしまってもOK!
〜〜ここまで映像にない工程〜〜
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11.デザインカットを入れていきます( スーベルカッター )
★アドバイス★
最初は図案通りで良いですが、慣れてきたらぜひオリジナルのデザインカットを考えてみてください!
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12.バスケット( EMS61283-02 )を打っていきます
バスケットを打った後に、ボーダー( EMS61276-02 )を打ちます
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13.染料を入れる前に準備として色止めの染料を塗ります
ニートフットオイル → 一晩置く
レザーフィックス → 一晩置く
★アドバイス★
染料の入りやすい革(タンロー)で作るときは、レザーフィックスを2回塗ると安心です!
しっかり塗るために、筆を使って全面に塗りましょう。
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14.線に均等に入るよう、アンティックフィニッシュを入れていきます
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15.最後にレザーフィックスを塗ったら完成です
★アドバイス★
布にしみ込ませて革を拭くように塗っていくとキレイに仕上がりますよ!
★アドバイス★
伸び止めシートを剥がすときは、革が濡れているうちに剥がすと剥がしやすいですよ!
★製作しやすいオススメ革★
※革は 35×25cm 必要になります
ドエリア 生成のみ 1.5mm〜 ※色のついているものはカービングできません
ハーマンオークレザー
タンロー 1.5mm〜
Q. ラウンドモールと木槌(ポリヘッド槌など)の使い分けはどのようにしていますか?
A.
ラウンドモール :強く打ちたいとき
木槌(ポリヘッド槌など):アンダーショットべベラ( SKB061 )・バーグラウンダーなど
細かいものを打ちたいとき