丁寧解説!レザークラフトぱれっとでも人気の三角小銭いれの作り方をご紹介します。
簡単そうに見えてアレンジ方法は無限大の奥が深い三角小銭入れ。
今回のスタンピングや染色方法などのアイデアをもとに、ぜひオリジナル三角小銭入れを作ってくださいね!
★製作したキット
三角小銭入れ(中)キット 全6色 1辺9cm
★今回使用した工具
ゴム板
木槌
丸ギリ
鉄筆
ハトメ抜き8号
ハトメ抜き15号
万能打ち台
ホック打ち(小)
レザーフィックス
レザーコートマット
トコノール
★今回使用した染料
クラフト染料(若草色・黄色)
ローパスバチック(赤)
※工具や染料は様々な種類があります。
自分に合ったものをご使用ください。
革の説明 |
★革の説明
キット内容『本体革1枚・バネホック(中) 2組・説明書』
タンロー
サドルレザー
NCヌメ革
今回はO22とO35の2つの刻印を使ってアレンジ方法をご紹介します
▲ 目次に戻る ▲
★革に穴をあける
説明書についている型紙を切り出し、ハトメ抜きで穴をあけておきます
革に型紙を合わせ、穴を開けるポイントにキリや鉄筆であとをつけます
外側2ヶ所はハトメ抜き15号で穴をあけます
内側2ヶ所はハトメ抜き8号で穴をあけます
▲ 目次に戻る ▲
★ぐるりと囲むスタンピング
まずはこちらのデザインを作ってみましょう!
鉄筆で穴の中心から革の端と並行に薄く線を引きます
革を水でぬらします
刻印:O22とO35を使用します
1つ目の刻印はホックにかからないように注意しましょう!
O35は葉脈の向きがあるので、バラバラに打たないよう注意しましょう
▲ 目次に戻る ▲
★花束のスタンピング
次はこの絵柄をスタンピング&染色してみましょう!
本体革をぬらします
中心の位置を決め、最初の刻印を打ちます
周囲に6つの刻印を打ちます
さらにその周囲には、中央に向かって薄くなるように刻印を傾けて打ちます
今打った花の間にO35を打ちます
※刻印を傾ける&葉脈の向きに注意!
完成したらドライヤーで乾かしましょう
▲ 目次に戻る ▲
★革の染色
水性染料で染色をします
拭き染めをするため、Tシャツの切れ端などの綿布に染料をつけます
染料をつけたら、刻印を打っていないところから染めていきます
綿布につけた染料が薄くなってきたら、刻印のあいだも染めます
水性染料は日光などで色落ちしやすいので、刻印のない部分はしっかり染めておきましょう
染めて湿ったところから徐々に広げていくと、ムラなく全体を染めることができます
一度全て染めた後に、濃い部分と薄い部分があれば、濃い部分に合わせて重ねて染めます
コバは染めても染めなくても、色を変えても良いです
今回はこのまま同じ色の染料で染めます
完成したらドライヤーで乾かしましょう
綿棒に染料を含ませ、赤い部分に広がらないように薄く塗ります
先ほど使用した、ローパスバチックを水で薄めて使うのもOKです!
葉の部分は若草色で染めます
はみ出ると目立つので、尖った綿棒がオススメです!
もう一度ドライヤーで乾かしましょう
▲ 目次に戻る ▲
★仕上げ剤を塗る
仕上げ剤を塗ります
今回はレザーフィックスを使用します
綿布にレザーフィックスを染み込ませ、優しく塗ります
※早く動かして塗ると泡立ってしまいます
もし泡立ったら、泡を潰して消しましょう
★コバを磨く
綿布を使って、トコノールで全周のコバを磨きます
▲ 目次に戻る ▲
★バネホックをつける
バネホックの表部分を万能打台にのせ、凹部分と革を挟む
ホック打ち(小) を使って木槌で打ち込む
金具が回らなければOK!回る場合は打ち直します
後ろから長い金具を差込み、革を挟んでかぶせるようにして打ち込みます
ホック打ち(小) を使って打ち込みます
金具がついたら、折りたたんで形を整えましょう
完成!
▲ 目次に戻る ▲
★染色せずにスタンピングのみで仕上げる場合
スタンピングのみで終えるときは、金具をつける前に仕上げ剤を塗りましょう
※今回はレザーコートマットを使用してみました
綿布に仕上げ剤を染み込ませ、優しく全体に塗ります
※泡に注意しましょう!
レザーコートマットを使用したので、反射の少ない仕上がりになりました
▲ 目次に戻る ▲